エドモントサウルスは、北米に生息した最大級のカモノハシ竜です。
頭骨だけでも1メートルもあり、全長は13メートル、体重は4トンと推定されています。
口先がカモノハシのような、平たいクチバシになっているのが特徴で、口の奥には最大60列(合計2000本)の歯がありました。
現生のサメのように、すり減った歯は抜けて、新しい歯に生え替わっていました。
ミイラ化した化石が見つかっていて、他の恐竜に比べたくさんの特徴が判明しています。
CTスキャンで調べた結果、推測よりも25%も筋肉が発達していること、背中にはイグアナなどと同様の角質の背びれがあることが分かりました。
体の表面のウロコのパターンからは、保護色に役立つしま模様があったことが推測されています。
2013年に発見されたミイラ化した化石からは、にわとりのようなトサカも発見されました。
天敵だったとされるティラノサウルスの歯形や、食いちぎられた跡も見つかっています。
敵から逃げるためだったのか、走るスピードは早かったようで、時速40~50キロで走れたと推測されています。
中生代白亜紀恐竜鳥盤類鳥脚類草食 |