パキリノサウルスは、スティラコサウルスのような大型の角竜ですが、ツノを持っていません。
代わりにコブのようなデコボコの出っ張りがありました。
力くらべの時に相手を傷つけないためであった・骨とは違う素材のツノの土台だったなど、様々な仮説がありますが、まだ使い道は分かっていません。
元々はツノだったものが鼻先へ倒れるようにコブになった説と、鼻骨が盛り上がってコブになったという説があります。
パキリノサウルスの化石は3種類が見つかっていて、カナダで発見されたラクスタイは、えりのてっぺんにあるトゲがカーブ状になっていることと、中央に3本のトゲがあることが特徴です。
他にも、大きく派手なえりと、先が細くなっている三角形の口先も特徴的です。
アラスカでは9体の化石が見つかっていることから、群れで生活していたと推測されています。
カナダの亜熱帯気候からも化石が見つかったため、渡り鳥のように広範囲を移動していたと考えらています。
中生代白亜紀恐竜鳥盤類角竜・堅頭竜類草食 |