ケツァルコアトルスは、これまでに見つかっている空飛ぶ動物のなかでも、最大のモンスターです。
体高は、現代のキリンほどもあり、翼を広げると10メートル以上にもなります。
頭からクチバシまでの長さは3メートルもあったのに、動体はその4分の1ほどの長さしかありません。
体重については70キロ前後、もしくは200〜250キロあったという説がありますが、まだはっきりと分かっていません。
その大きさから、空を飛べなかったのではないかとも考えられていますが、近年では、時速約50-60kmで飛べたのではないかと推測されています。
鳥のように羽ばたいて飛び立つことはできず、山の上から飛び降り、気流に乗って上昇し、グライダーのような方法で飛行していたという説と、上昇気流の助けを借りることなく自力で離陸することができたという説があります。
食性についても、飛行しながら魚や小動物をさらっていた・コンドルのように死肉を食べていた・平原や湿地を歩き小動物を食べていたなど、様々な説があります。
ケツァルコアトルスには、まだまだ謎が多く、今後の研究が期待されます。
中生代白亜紀翼竜類肉食魚食 |